私の考え方

「三田村さんは職人ではなく、どちらか言うと商売人や。」と私をよく知る友人に言われたことがあります。

また、「お前は職人の味方か、商売人の味方か?」と聞かれることがあります。

その時は必ず、「どちらの味方でもなく、商いをさせて頂いている印章の味方です。」と応えるようにしています。

だから、印章組合にも所属しているのです。

商売だけ、技術だけなら組合に所属する必要は、今はないと思います。

そして、あくまでも社会に必要とされる印章であるから商売ができるわけです。

今国会でも議論されている行政の生産性向上に向けての努力の名のもとに進められている申請手続きの簡素化、オンライン化やワンストップサービス実現のための電子申請に於ける添付書類ゼロの実現のために、印章が不要とされる方向性が出てきています。

そうすると、社会に必要とされない印章となりゆくことになります。

このことが議論される政治的な背景もあると思いますが、それは門外漢でもあります。

印章という立場から考えて、何故そういう議論が出てくるようになったかの一端に印章の価値の低下ということも大いにあると思います。

印章は暮らしに寄り添う実用品です。

それらの事象への対応や反対行動も勿論大切ですが、印章の価値を元に戻し、継承される地道な活動にこそ、さらに光を当てていくことが求められていると思います。

それを怠って、玩具のような印章を新製品と勘違いしてきた業界自体の姿勢が問われているように感じます。

 

posted: 2018年 1月 30日