プレスリリースアワード2023BEST101に選出されました
本日、「プレスリリースアワード2023」の発表と授賞式がありました。
先達ての個展開催の折のプレスリリース『時代遅れのはんこ屋は、実はアーティストだった!世界発(たぶん)の個展を、生き残りをかけて開催』が「Best101」に選出されました。
これもひとえに、大阪産業創造館とお世話になりました諸先生方のお蔭と、家内ともども喜んでおります。
10件の受賞プレスリリースには入りませんでしたが、次にはという目標も出来ました。
この場をお借りして、お礼申し上げます。
プレスリリースアワードとは
「プレスリリースアワード」は、株式会社PR TIMESがプレスリリース発信文化の普及と発展のため、
2021年に立ち上げました。プレスリリースを発信するという習慣が、業態・規模・地域・法人個人を問はず広がり、表現方法や用途にも発展性を持たせることを目指しており、社会性・公共性・共感性・将来性等の視点から、プレスリリースの可能性拡大に貢献したものを表彰します。プレスリリース執筆担当者をはじめ、プレスリリース発表に携わる方々の活躍が伝わることで、それに刺激を受けた方々が新たなプレスリリースを生み出し、次の誰かの刺激になる、そんな循環を生み出したいと考えています。
https://prtimes.jp/pressreleaseawards/2023/
「Best101」とは
「プレスリリースアワード2023」にエントリーいただいた1161件のうち、101件のプレスリリースが最
終審査に進出しました。審査の過程で優れた点・注目すべき点が多く上がったこれらのプレスリ
リースとその発表に携わった方々の活躍をより広く伝えるべく、本年は最終審査進出のプレスリリースを「Best101」として讃へ発表いたしました。
posted: 2023年 10月 26日
モチベーション
何事も 過ぎてゆくもの 白露の日
【作者】稲畑汀子
昨日の放送、見て頂けたでしょうか?
昔は見逃した、聞き逃したということは、それでお終いです。
今や、放送終了後にスピーディに「見逃し配信」がされます。
今回の大阪という地方版の放送でも、全国どこからでも再視聴できます。
世の中、便利になりましたね。
しかし今日の仕事やそれに臨む姿勢は、今日だけのこと。
明日になれば、今日までの積み重ねがプラスされます。
明後日は、愛知県印章組合さんの技術講習会です。
みなさん、宿題出来ているかな?
新しい講師の先生も加わるようです。
明日は前入りさせて頂き、新人講師の先生方との意見交流会もあります。
若い印友は、「モチベーション」という言葉をよく使います。
私の修業時代(講習生の頃)は、とにかく技術を覚えなければお客さんにお渡しする実印や銀行印の作製ができないので、先生先輩に必死のパッチで教えて頂くということだけでした。
それがモチベーションといえば、明日のお米(生活)に関わる大切なモチベーションでした。
今は、仕事はパソコンがしてくれる。
彫刻機もプリンターの一種です。
だから、焦らなくともよい。
明日のお米はある。
その中で、モチベーションを作る作業も大変難しくなってきています。
講師自身のモチベーションもあります。
一番大変なのは、運営者のモチベーションかも知れません。
一度聞いてみようかな。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230907/2000077711.html
posted: 2023年 9月 8日
テレビに出ます!
9月7日(木)NHK総合テレビ「ほっと関西」の『ええやんトレカル』にて弊店が本日取材を受け、下記の通り放送が決定しました。
9月7日(木)18:00~19:00
NHK総合テレビ放送
「ほっと関西」内コーナー『ええやんトレカル』
テーマ「脱ハンコに負けない関西のハンコ屋さん」
※ 弊店が放送される時刻は18:30からの予定です。
※大阪府下のみ放送
※緊急なニュースが入りましたら、延期となる場合もあります
お時間ございましたら、ぜひご覧くださいませ。
https://www.nhk.jp/p/osaka-hot-kansai/ts/3GK4J7ZN6X/
posted: 2023年 9月 5日
カタカナの印章
『印章教科書』の折込にある年表には、吉備真備(673~755)が片かなを作るとあり、その隣には弘法大師(774~835)がひらがなをつくるとありますが、どちらも現在は俗説とされています。
しかしながら、どちらも漢字から派生した日本独自の音節文字であると言えます。
カタカナは漢文を和読するために、訓点として借字(万葉仮名)の一部の字画を省略し付記したものに始まると考えられています。
また、カタカナもひらがなも、印章としてデザインするには大変難しいものだと言われています。
先達ての個展を紹介していただいた新聞を持参されて、元グラフィックデザイナーで現在は椅子職人の方が遠方よりご来店されて、ペンネームのカタカナを印章にデザインしてほしいと言われました。
職人気質の私の性格を見抜いておられ、「忙しい時はデザインを考えないでください。落ち着いて仕事に臨んでいただけるように急ぎません。」と言われました。
一月ほど後に3点のデザインをご提案すると、次のようなメールが帰って来ました。
「予想をはるかに超えるようなご提案。
素晴らしすぎます。
立派なお仕事に感謝します。
このお仕事に敬意をはらえますよう
きちんと検討させていただきます。」
デザインをお決めになった時は、
「何度も何度も検討させていただくという
とてもとても素敵な時間を過ごさせて頂き感謝申し上げます。」
というお言葉を頂きました。
現在、精魂込めた彫刻にあたらせて頂いております。
とある印鑑屋の広告に
「一文字ひともじを丁寧にデザインする」というキャッチコピーを見ました。
印章におけるデザインとは、文字(印章6書体)を調整して配置することを言います。
また、デザインとは構成と配置が肝心な作業で、形そのものを触る事は、「変化」や「変形」と言います。
漢字は篆書や印相体にすると読みにくい文字となり、ある意味素人にゴマカシが利きます。
しかしカタカナやひらがなは、消費者が見慣れた文字です。
カタカナやひらがなの文字フォントをいくら触っても、配置の妙が美を生むことを知らなければ台無しになります。
デザインとはそういうことだと理解しております。
一つ一つを丁寧に。
丁寧とは、時間と手間を要することを言います。
posted: 2023年 7月 25日読売新聞にのりました
読売新聞大阪版に個展の案内を掲載頂きました。
緊急告知
【緊急告知】
明日の読売新聞大阪版に個展案内を掲載していただけることになりました。
また、個展の初日24日のテレビ大阪「やさしいニュース」で取り上げて頂けることになりました。(放送後ユーチュウブ発信もして頂けるようです。)
https://cdn.tv-osaka.co.jp/yasashii/news/
拝啓、印章様
拝啓、印章様
貴方が生まれたメソポタミアの地は、今は外からの欲目で戦火に堪えない地ですが、そこにもウイルスの広がりが見られます。
多くの人が、戦争と共に病にも犯されています。
貴方が通ってきた道・・・シルクロードにもウイルスが蔓延しています。
その道の最終地点の正倉院から全国に律令制度ともに広がり、政(まつりごと)を司るために、人と人との約束事、契約の神様である「おしでの大神」の許しを得て、庶民の間にまで浸透し、「信証の具」として人の暮らしに寄り添い、人の命や権利を法と共に守ってきてくれました。
本当に長い間、お疲れ様でした。
ゆっくりと休養を取ってください。
ウイルスが静まり、人の気持ちに余裕が出来て、働き方も新たなる方向性を人が見いだせた時に、再び「おしでの大神」が貴方を呼び寄せ、もう一度人の為に働いてくれないかと言われた時には、再び世の人のお役に立っていただきたいと思います。
まだまだ、パソコン印章やフォント印章、オモチャのような印章が溢れかえっている現在ですが、やがてそれらもウイルスに感染し滅亡していくでしょう。
それまで、ゆっくりと静養してください。
くれぐれも近寄る甘言ウイルスにはお気を付けくださいませ。
敬具
令和2年4月22日
現代の名工 三田村 薫 拝
拝啓、印章様
その後、お元気でいらっしゃいますか。
3年前にお手紙をしたためた時は、世界を怯えさせたウイルスはどうなるのかと心配しておりましたが、私ども夫婦は何とか健康に印章店を営んでおります。
ただ、この3年間であなた様をめぐる環境は更に悪化しております。
先日、新聞で東京大学の太田邦史副学長様が、「人類はこの数か月でもうすでにルビコン川を渡ってしまったのかもしれない」とチャットGPTのことを言われていました。
そうして、「もうすぐ多数の新規ビジネスが生まれるでしょう」とも続けられています。
東大の先生をして、そう言わしめているのだから、きっと世の中は大きく変わっていくのだろうと思います。
しかしながら、旧態依然のあなた様をめぐる状況は変わろうとはしません。
あなた様のご親戚の方々は、時代と新しい時代に適応しようと努力されている方も見受けられますが、実用印章としてのあなた様を営む方々に「あきらめ」ムードがウイルスのごとく浸透していっています。
そういう雰囲気にのまれてしまうと、もう後戻りはできません。
昔よく「原点にもどり」とかいうスローガンを耳にしましたね。
日本にあなた様が入ってきた時、「おしで」の神様はビックリなさったことでしょう。
今はチャットGPTに驚かされています。
しかし、このままではあなた様を彫刻してきた先人たちの技術の結論(印章の美)も失われてしまうこととなります。
どうにかできないものかと、小さな印章店の夫婦は頭を悩ませ、思いついたのが個展を開催して、あなた様の美を多くの人に知ってもらおうと思いました。
ご案内させていただきます。
ご高覧下さいますようお願い申し上げます。
https://exhibition.mitamura-inshouten.com/
敬具
令和5年4月22日
現代の名工 三田村煕菴 拝