かんとだき

やんはりと叱られてゐるおでんかな
【作者】山本あかね

昨夜は、「おでん」をお願いしていて、鍋となりました。
寒い日には、欲しくなりますね。
この頃、コンビニなどでも「おでん」という名称で売られているので、ついついつられて「おでん」と呼んでしまいますが、関西では「関東炊き(かんとだき)」でした。
今はおそらく、若い人も子らも「おでん」だと思います。
「かんとだき」は、どこへいってしまったのでしょうか?
先日のニュースで、コンビニの「おでん」も手間がかかるので、店先から無くなる方向にあるとか・・・。
何でも計算機にかけられる世の中ですね。

さて、叱られることも少なくなりました。
家内には、いつも叱られていますが、それを除くと、叱ってくれる人が少なくなりました。
叱ってくれたり、喧嘩ができるというのは、腹の内を見せて話をするから、腹が立ち、叱り叱られるのかもしれません。
そういう人が、周りに少なくなりました。
以前なら、先生先輩に叱られている私がおりましたが、「かんとだき」が私をやんはりと、救ってくれました。
その折の、「かんとだき」に感謝ですね。
ときおり、後輩を叱りたくもなる時がありますが、家内から説教くさいことは、今の若い人には嫌われるよと、叱られています。

posted: 2019年 12月 5日

冬という名のデザイナー

極月や冬という名のデザイナー
【作者】ホーカン・ブーストロム

昨日から12月。
周囲がクリスマスやお正月準備と・・・何かと気ぜわしくなっていきますね。
その気ぜわしさを「冬という名のデザイナー」と譬えると、なんだか楽しい気分になりますね。
11月末からゴム印彫刻作業の技能検定のことで、バタバタしていましたが、それも楽しみと思いながら頑張ります。
ただ、令和3年度後期の木口の技能検定については、「たいへんだ!!」と最初ジタバタしておりましたが、その声も小さくなり、今や途絶えていることには、やはり・・・と言うしかございません。
それも頑張りますが・・・
「冬という名のデザイン」という大きな視点もいただきたいと、来年は少し行動を起こそうかな・・・まだまだ勉強の段階ですが。

posted: 2019年 12月 2日

白羽の矢

冬眠の蛙や頭寄せ合うて
【作者】榎本 享

寒くなりましたね。
今日は、令和元年度後期技能検定実施試験運営担当者会議があります。
近くなので、よかった。
次回の検定委員打ち合わせ会議は、少し遠いです!(;´д`)トホホ・・・
この令和元年度後期の技能検定でゴム印彫刻作業は廃止となります。
二度と再び日の目を見ることはない作業(技術)だと国から認定されたも同様です。
くどい!とか、言われなくともわかっているとおっしゃられる方があるなら、そうならないように、どのような努力をされたのでしょうか。
次は、木口彫刻作業に白羽の矢が立っています。
木口彫刻作業とは、個人の実印や会社の実印を彫刻する技術です。
それに白羽の矢が立つとは、どういうことでしょうか?
よくよく、考えて頂きたい。
蛙でも冬眠するには、頭を寄せ合います。
もう少し、知恵も絞り、冬眠していないで汗を流して頂きたと思います。

posted: 2019年 11月 29日

11月最後の週を頑張りましょう!

手が翼ならば頭は秋の風
【作者】守屋明俊

久しぶりに連休をゆっくりと過ごさせて頂きました。
土曜日は、頂き物のチケットを利用させてもらい、ホテルのバイキングに家内と一緒に出掛けました。
お腹を減らして出かけたのですが、年をとるとそうお腹に入りません。
休憩をとりながら、次の料理をと楽しみました。
とても素敵な時間をいただけたチケットの送り主に二人で感謝しています。

日曜日は、小学校の同窓生での還暦大人の日帰りバス遠足に参加してきました。
お醤油の湯浅から和歌浦温泉で宴会、紅葉の綺麗な和歌山城を散策と楽しい一日を過ごさせて頂きました。
幹事の寛ちゃん、有難うございました。

さあ、11月最後の週を頑張ります!

posted: 2019年 11月 25日

哲学も科学も寒き嚔哉
【作者】寺田寅彦

花粉症の折の嚔(くさめ・くしゃみ)と違い、冷気が起こさせる嚔の季節となりました。
地球物理学者の寺田寅彦が、哲学も科学も嚔と同等の位置に置き、それらを寒きという言葉で、揶揄しているように私は感じました。
印章(アナログ)とデジタルの融合・・・どこら辺に融合の可能性の論拠があり、将来性はあるのでしょうか?
印章もデジタルも寒き嚔哉
と、置き換えて表現したい気持ちに駆られてしまう昨今です。

今日は昼から夕方にかけて生憎の雨との予報ですが、先日お亡くなりになられた前大印理事長をされていたIさんを偲ぶ会が夕刻より支部の仲間で開催されます。
24日は、小学校の同窓生らと大人のバス遠足です。
この日も、雨との予報です。
・・・雨男は誰だろう?
噂話も嚔の元かも知れませんね。

posted: 2019年 11月 22日

冬すでに・・・

冬すでに路標にまがふ墓一基
【作者】中村草田男

物事の本質を継承していくということは、やはりとても難しいことだなと最近思います。
印章を観察していくと、色々な角度から分析が可能です。
技術的な側面だけでなく、歴史、用途、文化、法律がからみあっています。

作る人だけが偉いのではなく、販売する人の手を借りなければ、世には出ません。
商売人も職人の手を借りなければ、販売する事は出来なかったが、今は誰にでも操作できてしまうパソコン型の彫刻機があります。
そのあたりから、少しずつですが、おかしく空回りしだしたように感じています。
誰が悪いという事を言っているのではありません。
規範やルールがないので、野放し、無法状態になってしまった。
技術や職人というと、唯々あたりかまわず彫り続けている事や者とおもわれがちになった。

字法・章法・刀法といっても、それを知らない人や理解しようとしない人が、彫刻に携わっています。
文字といえば、文字のみの字形を云々する
デザインと言えば、文字知らずのデザインを商業ベースに乗せようとする。
彫刻といえば、唯々彫っているシーンのみを発信する
それらには、関連性があり、各々を独立分岐させて印章は仕上がらないのです。

そして、仕上がった印章は使用して頂いて初めて印章となるのです。
何が彫ってあるのか、そしてそれをどのように使うのかが、使用者にとって実は一番大切な事なのです。

路標と化してしまった墓は、すでに違う役目を果たしているようで、その本質は失われているのです。
印章業界内部から印章の本質を再確認しないと、それは墓標となり博物館に展示される日も近いのかもしれませんね。
今日みたいに寒く冬を感じさせる日に、ふと中村草田男の句から頭によぎったことです。

posted: 2019年 11月 20日

侠気

栗みのる六分の侠気秘めながら
【作者】坂本木耳

「侠気」の説明が難しい時代になりました。
与謝野鉄幹の歌に「人を恋うる歌」というのがあります。
♪妻をめとらば才たけて
みめ美わしく情ある
友をえらばば書を読みて
六分の侠気四分の熱♪

音で、この歌を覚えていました。
「侠気」という認識はなく、熱・・・情熱の上を行くから「狂気」かなと思っていました。
今の理解で、自分なりの説明をと問われると次のようにお話しいたします。
熱は、やはり情熱で、自らが一生懸命になっている事象にかける思いの度合いだと思います。
それに対して、「侠気」は自らと他と共に一生懸命にしていくことで、一人で燃え尽きてしまう狂気ではなく、他の為に働く中で自らを生かす道を考えていくという事かなと思います。

先日、東京での技術委員会で、「日夜一生懸命に、会員さんのために努力されている〇〇さんは、組合を愛しているのだね。」というお話が出ました。
嘗ての組合では、そういう人が多くおられました。
そういう人をさして、「〇◇は、他にやることがないんだ。私は組合以外に×△会や#$クラブがあり忙しい。」と「侠気」をさして、揶揄される方がいましたし、今現在はそういう方が若い人の間でも多くなってきています。
色々されている中の一つが組合であったり、技術であったり、講習会であったりと・・・・・・。
他のために出来ることは、自らに帰って来ると思える人が、組合員の減少とともに減少しています。
侠気とまではいかなくとも、四分の熱をもって向かって頂きたいのが、印章の技能検定が廃止される事への対策です。
それだけでは、印章技術の継承とまではいかないですが、格好悪くとも、みじめでもジタバタとあがかないと、土台がなくなり、足もとが崩れ去り、自らの業が無くなるのは必至です。
まずは、共に頑張りましょう!
そして、六分の侠気ある人は、技術継承にも遠い目を持ち続けましょう!

posted: 2019年 11月 13日

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