感覚が違うんだ!
先日のはんこ屋組合の理事会前に実施されている中央会さんとの懇談会でのお話。
印章店の態度や対応の満足度を考えるシートの「お店がお客様から選ばれている理由は何ですか?」という問いを考えていた時に、講師の経営コンサルタントの先生が皆さんに問われた答に、少し驚きを感じました。
「総売り上げの内、新規顧客が3割を超される方?」と問われた時、私以外誰も手を挙げなかったのです。
中には、1割以下の方もおられました。
そうすると、ほとんどの人が新規顧客が1割から2割代なんですね。
私の概念では、もはやそれは小売り商売ではないように感じました。

はんこ屋さんの多くは、大きな会社相手に外交をされて注文を受けて商売をされており、二代目三代目さんは、初代の開拓した得意先を守ることが仕事であるとはお聞きしていましたが、それが商売の中心で、小売りのリピータ―を入れたとしても売り上げの7割から8割であるとは、少々驚きでありました。
そこに小売りの論理をいくら当てはめても、成立しないし、多くのハンコ屋さんがネットで小売りをしないし、ネットを敵対視している理由がそこにもあると納得がいきました。
感覚が違うんだと感じました。
技術では同調できる方も多い業界ですが、何故か商売の事はあまり話したがらないし、共鳴できるところがないのか、それが遅まきながら見えたような気がします。
経営コンサルタントの先生が尋ねられたことは、日ごろ疑問に思っておりましたが、同業者になかなか聞けなかったことです。
若い業界人がどんどん違う方向を模索されているのも、旧態依然のやり方では、小売りは出来ないと踏んだのだろうと推測いたします。
周りの会社では、名刺や小物印刷はまだ必要とされると思うのですが、おそらく印章やゴム印の需要はドンドンと激減していくだろうという事は、簡単に予測できます。
だからデジタルガバメント問題は、今までのハンコ屋さんの経営にとって大変なんだなぁ~と改めて思いました。
posted: 2018年 2月 22日
