行く人なしにならないためにも

「この道や 行く人なしに 秋の暮れ」芭蕉

台風一過の大阪ですが、続けて北海道での震度7のニュースには驚きと、不安を感じました。
北海道にも同業者の友人やお客様、FB友達がおられます。
心よりお見舞い申し上げます。

秋なのか、朝夕随分と過ごしやすくなって来ました。
9月の後半から10月にかけては、恐ろしいほどの過密スケジュールです。
理事会
技術講習会
大印展の作品開封
審査
その後の審査結果通知などの事務処理
印章祈願祭
宮崎での全国大会と印章展
技能検定の受付と申請処理
・・・・・
枚挙にいとまがありません。

先日お知らせしたのですが、この夏の暑さと災害の為なのか?大印展への出品状況が例年になく悪い状況です。
11月3日が大印展です。
大印展こそ、その年の技術に携わる方の集大成で、あまりできていないのですが、年の瀬の世に技術をアピールする「今年の印章」です。
まるで京都の清水寺の「今年の漢字」のようなものです。
大印展の「今年の印章」は清水寺の「今年の漢字」よりず~っと古く今年で66年目を迎えます。
先ほど、この夏の暑さと災害の為なのか?と述べましたが、印章業界の行く末を暗示しているような状況なのかも知れませんし、事実として運営に携わってくれる人も少なくなってきています。

芭蕉は、秋の夕暮れの寂しさから自らの俳諧の道もこのようなものかなと感じていたようです。
また、同じ芭蕉の句に
「秋深き 隣は何を する人ぞ」
という句もあります。
誰でも隣の人への興味を持つように、本当の意味での技術とそのあり方に興味をもっていただきたいと、まず業界に向けて訴えたい今日この頃です。
この業界の行く人なしにならないためにも・・・。

posted: 2018年 9月 7日