時代とともに変容してしまうのか!
朝刊を読んでいると、国語世論調査(文化庁)の結果に自分でも少し驚いた。
「なし崩し」という言葉を本来の「少しずつ返していくこと」ではなく、「なかったことにすること」の意味で使っている人が65・6%に上るらしい。
私もこの65・6%の内の一人です。
文化庁は「言葉は時代とともに変容する。本来の意味から派生した使われ方も誤りとまでは言えない」と説明しています。
そうだと思います。
言葉もそうですが、物もそうだと思います。
【本来の意味】・・・印章は個人の権利義務の証左となり、憲法で保障される人間の尊厳の証ともなるものである。(「印章憲章」より)
【時代と共に変容してしまった意味】・・・はんこは、不便、悪い慣習、デジタル化を阻止している邪魔者、象牙の印鑑は自然破壊の先兵・・・
とは、なっていないでしょうか?
そして、その意味ももはや誤りとまでは言えないのでしょうか?
では、何故そうなったのでしょうか?
社会的に「唯一無二」を守れないものとしての認識が広まり、印章の価値が低下してしまったことにあるのではないのでしょうか。
「唯一無二」を守れないものとは、各お店の商売の姿勢からきているような気がしてなりません。
詳しく述べると、様々な要因がありますが、ここでは詳しく列挙することは、敢えて控えさせていただきます。
ただ、今まで私が述べて警鐘を鳴らしてきたことの多くは、そういうことに繋がっています。
「檄を飛ばす」とは、今の変容してしまった意味では、「元気のない者に刺激を与えて活気づけること」です。
これの本来の意味は、「自分の主張や考えを広く人々に知らせて同意を求めること」とのことです。
元気のない印章業界もはやく本来の意味での檄を飛ばし、各お店の商売の姿勢を改めて頂きたいと強く願うばかりです。
うちのお店の近所にあるハンコ屋さんも今月で閉店されるとの張り紙がありました。
posted: 2018年 9月 26日