印章の生命を伝えるために

印章の生命は、印面にあります。

そして、その印面に自由闊達に篆書の文字をレイアウトし、彫刻できる力が職人の技であります。

こう説明しても、消費者のみなさんがその印面のデザイン力をご理解頂けるかと言えば、なかなか難しいと思います。

プロ?印章業者でさえ、理解に苦しむ場合があります。

 

テレビの「なんでも鑑定団」という番組を時折見ます。

贋作かどうか、真偽を鑑定士が鑑定しているシーンは、自分の鑑定士になったような気持ちになり、テレビを見つめています。

なかなか当たりません。

自信たっぷりの依頼人も、贋作であるという結果に呆然としています。

 

印章は、これらの美術品や工芸品、骨董品とは違いますが、同様の側面は、実に消費者にわかりにくいということです。

印面の良し悪しを説明しなければ、職人の腕を伝えたことにはなりませんが、それがものすごく難しい。

技術講習会やプロの作品競技会や展覧会での作品の優劣は素人目には、さっぱりと分からないものです。

今まで、篆刻の世界ではされていても、実用印としての情報発信は皆目されていなかったから、それを説明するのに、プロが集うそれらの説明の仕方では、さらに伝わらないのが現状です。

 

敢えて、それに挑戦されている方も最近のネットを見ると、増えてきてはいますが、どうしてもプロ目線です。

中には、技術講習会のような発信の仕方で、お客様に説明されている方もおられますが、或いは彫刻を一から最後まで、丁寧に動画で長時間映し出しておられる方もおられます。

それらは、後継の為にはすごく勉強になるのですが、土台のないところに、あるいは土台が崩れかけている今の日本文化に対しての発信は、少し空回りしているかなと以前から考えていました。

 

それに解答を与えてくれたのが、プロ目線をはずしていくというやり方です。

それが、消費者目線かどうかは分かりませんが、挑戦しないと今までと同じ、何も変わりませんし、伝わりません。

もうすぐ・・・もうしばらくすると当店のネットショップが営業開始します。

お待たせしておりますが、もうしばらくお待ち下さい。

posted: 2018年 2月 8日