ハンコ屋さんになった萬平さん・・・その2

朝ドラ「まんぷく」で、萬平さんがハンコ屋になりました。
ドラマ上での戦後の歴史的検証は、どうなのかは分かりませんが、いくら発明家で器用な萬平さんであっても、ハンコ屋さんを素人の方がそんなに簡単に開業できるものではなかったと思います。
いろいろな点で、現在のハンコ職人さんなら疑問が残るストーリーとシーンであったような気がします。
もう少し、それなりの理由と流れを印章業の歴史的事実と照らし合わせて出来なかったのかと突っ込みを入れてしまいました。

ただ、萬平さんの「世の人の為になる仕事がしたい」という信条が、ハンコ屋さんを選択頂けたことは素晴らしい事だと思います。
空襲で焼け出されてハンコがない人や引揚者が食料の配給などを受けるために身元を証明するものとしてハンコは重要なものでした。
現在、パソコンの進化と普及により、誰でもハンコ屋になることが出来てしまうので、「まんぷく」の作家さんもそのように思われたのかもしれませんが、そのハンコの重要性は、戦後の当時と比べると地に落ちてしまったような気がします。
即ち、ハンコの価値が7圓50銭(「まんぷく」の福ちゃんの販売価格)よりももっと下にあるのが現状かなとも思います。

今日は、月末です。
すぐ近くのハンコ屋さんが今日で閉店します。
普通はライバル店が減ると嬉しがるのがハンコ屋さんですが、何やら悲しい未来のなさを感じてしまうのは、どんなものでしょうか。
「まんぷく」では、萬平と福ちゃんたちのハンコ屋さんを真似る者が増えて、売上が低下して商売として難しくなるみたいです。(ネタバレより)
それが何となく羨ましく思えるのは、不思議な気持ちです。

朝ドラ「まんぷく」に触発されて、本物(ほんまもん)のハンコ職人の技術が見たくなった方へ・・・
第66回大印展を是非ともご観覧下さいませ。
日時:平成30年11月3日(文化の日)
作品展示・・・10時~15時30分
賞状授与式・・15時30分から
会場:大阪キャッスルホテル6階
京阪・地下鉄「天満橋」駅下車すぐ

posted: 2018年 10月 31日