年の暮

年の瀬のうららかなれば何もせず
【作者】細見綾子
差引けば仕合はせ残る年の暮
【作者】沢木五十八
ともかくもあなた任せのとしの暮
【作者】小林一茶

せわしなくということもなく、ゆっくりと年の瀬を迎えています。
何か心を引き寄せられる三句で、今の自分の気持ちを表してくれているように思います。
船場の商人の間に引き継がれている「三つのつかず」という商訓があります。
嘘つかず
役つかず
判つかず
正直に自らの商売に専念して、印章は大切に扱おうという商売への戒めです。
「役つかず」の為に、今年の春には技術関連以外のお役目をいただいていたところを後進に譲りました。
しかし、技術関係からは違う角度から役目を頂き、またその道にもう人がいないということから技能検定関連の事に微力ながら専心してきたつもりです。
そのお役目が終われば、技術分野もボチボチと後進がいなくとも、退いて行きたく考えています。
来年は、年齢的にそういろいろとは出来ないのですが、自らの商いも最後の新たな挑戦をと考えています。
上手くいくかどうかは、お任せということで、人生の年の暮が差し引きで、仕合はせということに成ればと願っています。
みなさまも、良き年の瀬をお過ごしください。

posted: 2019年 12月 23日