ポイ捨てされないような思想の構築を!
昨日、ラジオを聞いていると、本田宗一郎さんのお話をされていました。
本田宗一郎さんと言えば、技術屋であり、会社経営より技術中心の人というイメージを持っていましたが、ラジオからは「技術よりそれをどう使うかという人間性を高めることの方が重要だ」と聞こえてきました。
以前の私なら、技術の方が大事で、良い物を作ること以外の上はないと思っていました。
しかし、何のための技術なのか!
良いものを作るのは、何のためで誰の為というモノづくりの根本思想を持たないと、技術のみに溺れて、溺死してしまうということが、周りを見ていると、取り分け印章は斜陽な産業でありますので、そう感じるところが顕著になってきています。
ラジオでは、その例として包丁を技術に置き換えて、美味しい料理を作るための包丁は人のために働く技術であるが、それを泥棒が使うと、犯罪行為であり、時には殺人につながるとお話が続いていました。
私は、他の為の技術であり、先人より引き継がれたものであるので、自分のものではなく、自分は後進へのパイプとなることにより、自分の技が生きて来ると、最近は多く語っております。
そういう意識が大切で、小手先の技に目先を奪われたり、技術を神棚に置くようなことも、却ってその技術を後退させていくこととなり、自分の立ち位置も無くなるということに、早く技術者が気づいてほしいと考えます。
印章では、彫刻技術や(篆刻)が盛んに技術の代名詞のように扱われますが、それを学ぶのも何のためか、印章とは何ぞや?という根本思想を持たなければ、とりわけハンコ職人と名乗る方が身に着けなければ、変な所のアッシー君(古いか!)に使われてポイ捨てされることは、目に見えています。
そういう意味で、次の論文は為になります。
是非ご一読を!
https://www.jstage.jst.go.jp/article/soshioroji/38/2/38_53/_pdf
