自らを削らず、肥やし技を極めん
昨日は、多くの誕生日へのメッセージを頂きまして有難うございました。
あっ!58歳になりました。
これからも相変わらずのお付き合いの程、宜しくお願い致します。
朝ドラ「わろてんか」のお話の続きです。
今朝の落語家団吾のお話・・・「芸ちゅうもんは、一瞬のもんや。気を抜いたらお客が離れる。それでしまいや。そやから、自分を削って身を割いて芸の肥やしにするんや。」・・・というのも違うと思います。
団吾は、桂春団治がモデルとなっているようです。
大阪の職人や技芸に通づるものは、一度は春団治の粋の良さにあこがれて、「芸の為なら女房も泣かす♪」と酒を煽り息巻いたものです。
自分を削ったり、身内に迷惑をかけていては、決して良い物や良い芸は出来ません。
心技体とは、よく出来た言葉です。
心や体を病んでいたのでは、技に影響します。
自分を削るのではなく、自分を肥やしてこそ、お客様に満足して頂ける技芸となるのです。
ただ身を粉にしても精進し技芸道に励む姿は、尊いものです。
長い技芸の歴史、印章においては、紀元前5500年のメソポタミアからの「印章の思想」に上に成り立っている今があるという認識が大切です。
その認識さえしっかり持てば、今の修業や勉強がどのラインのどういう意味を持つのかが自分の中に落ちるはずです。
だから一生懸命打ち込める。
厭きが来ない技芸の本道上にいて、お客様に支持されることができるのです。
厭きていれば、嫌になれば帰ることが出来る道・・・それを自覚することが大切です。
自分を肥やしましょう。
技のみが肥えることは、ありません。
