はんこの木
ハンコ屋さんの全国大会が宮崎でありまして、技術委員として前入りして大競技会の設営、表彰式の運営、印章展のお手伝いをして、昨夜帰宅しました。
とても疲れて、ヘトヘトになりましたが、魂が震えるような感動をたくさん頂いたことが、これからの糧になると思っております。

いろいろな形態のハンコ屋さんとお会いしました。
父ちゃん母ちゃんの家族経営のお店。
何店舗もお持ちの大きなハンコ屋さん
ネット運営を中心に商売をされている所
商売という形態で分けると、そういう表現になるのでしょうか。
しかし扱われている商品としての印章側から見ると、また違った見方ができます。
印章の作業工程からすると、手彫り、機械彫り、手仕上げなのでしょうが、本当の一番大切なことは、印章の本質の一つである唯一無二を守ろうとしているのか、そうでないのかというところが大きな分岐点だと思います。
意識的に守ろうとしないのではなく、無意識のうちにそれを正当化してまっている状況を作り出していないかというとこらへんに問題はあるようです。
唯一無二を守ろうとすると、どうしても経営論に結び付いた技術論が重要になります。
経営論のみでは、その神髄を守れないし、印章の本質は消えゆくばかりで、印章文化と唱えている事すら悲しくなってしまいます。
技術論のみでも、ひたすら自己満足に陥る趣味の世界となります。
そういうことを真剣に考えている人が、あちらにも一人、こちらにも一人と多くはありませんが、話しかけてくれたことは、私の魂とそれらの人の魂とが共鳴し合い震えるような感動を頂きました。
こういう文章の発信や美しい印影や彫刻の姿も大切ですが、お互い言葉の音が共鳴を高めるものとなったことは、一番の収穫でした。
きっと、これを機会に印章の花が各地で咲いて、大きな実を結ぶことを願います。

写真は、「印章展in宮崎」でハンコ体験教室でご自分が彫刻されたハンコを捺したもので、多くの印影の花が咲いた「はんこの木」です。
posted: 2018年 10月 16日