今、勉強が楽しい!

コロナは私達にいろんな惨劇を見せてくれましたが、反面、私に多くの機会を与えてくれました。
今から40数年前、一浪して入学した京都のとある大学での講義に嫌気を感じていました。
教授は年季の入ったノートを板書して、ブツブツと話される・・・おそらく毎年、同じことを繰り返しているのだろうと、試験になれば、その板書が近くの店で販売される・・・その繰り返しに身を置いているようで、講義に出ると吐き気を感じて、大学にはサークル活動以外には行かないような怠惰な生活を送っていました。
当時、そういう教授?ばかりでなく、他の大学には面白い先生がいるよと賢い友人に誘われて、賢い大学の京大や立命のユニークな教授の講義に潜りに行ったことがあります。
もう大学などやめて、東京に行こうかとも思っていた時期に、それらの行動は私を助けてくれました。
お蔭様で留年しましたが、無事卒業出来ました。

リモートワークの障壁扱いを受けた印章は、そのマイナス感を引きずって、印章の本質を更に見えなくされています。
その一方で、何百年前の貴重な寺社印を復元したいというご依頼を頂いております。
今や、ゴム印をスタンプインキをつけて御朱印帳にノルマをこなすようにポンポンと何気なく捺されているお寺さんもおられます。
そういう中で、如何に印章が価値を有して、権威と品格を人々の為に示していた時代があったかという事を知って頂きたい。
そして、印章の価値と権威を復活させたいと強く考えるようになりました。
元々、印章は庶民が使用していたものではなく、公印から始まりました。
それが漸く市民権を得て、はんこ屋さんで印章を調整してもらい、使用できる時代になったのに、それが邪魔とは・・・。
業界自体も印章の価値を復活させる動きはなく、小細工を繰り返しているようにしか私には思えない日々に、その真只中にコロナはやって来ました。
色々と悩んでいると、答えになるかは分かりませんが、私のリモート講義に「潜りに来ませんか」という懐かしい声が聞こえてきました。
当時の友人ではありません。
私よりも年下の先生でした。
お蔭をもちまして、今いろいろと潜っています。
今週も潜りたいのですが、チト仕事が私を追いかけ始めました。
7月に入ると、延期されていた大競技会の審査会も東京であります。
もう少し、頑張るかという気になり始めています。
有難うございました。
お送りいただいた資料、勉強させていただきます。
今、勉強が楽しいです

posted: 2020年 6月 23日