コメントありがとうございます。

昨日のブログへいただいたコメントを改めてご紹介致します。

念のために・・・コメントを頂いたのは印章業界の人ではなく、印章に詳しい一般消費者からのコメントです。

「印章業界は嘘がはびこり我々客が素人であることをいいことに平気で嘘をつきます。例えば銀行印はお金が上から下に流れないために横書きにするとか印章ケースの装飾である覆輪を縁起が良いから福輪と言い換えたり開運なる怪しい文字ともいえない印相体が印章の代表といってみたり個人の信証、責任を示す道具が滅茶苦茶なモノになっています。要するに客は何も分かってないから売れるモノを適当に売るから始まりろくに修行、勉強もしない人間がモチーフ印鑑やキャラ印鑑を職人面して売る、何も知らない素人は三文判しか見たことがないので喜んで買う、最早取り返しのつかない局面まできていると思います。しかし本物が滅び偽物しか残らない文化というのは日本人として寂しい限りですね。」

コメントへの私の返信です。

「コメント有難うございます。

印章業のみならず、伝統工芸や工芸的なものにおいては、現在とても良く見られる事象だと思います。

日本文化を阻害する外来文化で溢れ、それが商業主義を助長する合理性や利便性が優先される日常の生活や仕事を作り出しています。

デジタルに一定の理解をする姿勢を示さなければ、印章が業として成り立たなくなると思い込まされているのは、その日々のデジタル化されつくした生活と仕事から生じて来ていると思います。

それに合わなくなった日本文化の一員は排除されていく事になるのだろうと推察致します。

職人面が残っているのは、それへの憧れや尊敬が日本人としての血脈に遺伝子情報として残っているからかなとも考えますが、職人は一夜漬けでできる代物ではなく、とてつもない修業と経験がものを言う腕の世界であるということは確かですね。」

posted: 2021年 1月 25日