印章技術に力を入れる

出し穴を離れずにゐる地虫かな

【作者】粟津松彩子

 

昨日、業界誌が届いた。

何か薄くなったなと感じ、数年前のものとページ数を比べると、20~30頁も減っている。

印章業界は、順風満帆な状態と言えないどころか、縮小の一途をたどっているように、その薄さが物語っている。

どうせ、面白い記事もないのではとページをめくっていると、昨年の総会で会長になられた若き業界団体の会長さんのインタビュー記事がめに飛び込んできた。

「印章技術に力をいれることが脱ハンコ対策、組織の継続につながる」という表題であります。

私が知る限りでは、30年ぶりくらいの技能士である会長であります。

大いに期待が持てるインタビューでありました。

ただ、全国的には技術の継承現場は疲弊しております。

大阪も組合と技能士会が分裂してから、組合に残された技能士は数少なく、技能や技能検定への意識が低く、ひいては技術が業界の土台であるという考え方がなくなりつつあります。

技術講習会への参加者も大阪の組合員が少なく、講師の先生も他県の人に頼っている状態です。

大阪の恥をいうようですが、これらが地方の現状です。

ウクライナへのロシアの進行を伝える報道を見ていると、海外の首相や外相は若い人が多く、女性の方も見受けられます。

業界は私も含めたおじいさんばかりで、若き会長さんに大いに期待しておりますので、技術継承現場にさらに目を向けた具体的な施策を求めてやみません。

 

posted: 2022年 3月 8日