節分
鬼もまた心のかたち豆を打つ
【作者】中原道夫
明日から旧暦では年が新たまる立春ということで、今日は節分。
鬼を追い払うということで、「聻」(しゃく・せき)の描印を豆や柊、鰯の代わりに皆様のご健康とご多幸をお祈りして写真を掲載させて頂きます。
人が死ぬと鬼となり、人々は鬼を見て恐れる。その鬼が死ぬと聻になり、鬼たちは聻を見て怖がるという清代の『聊齋志異』(りょうさいしい)という短編小説集の中に書かれています。
江戸中期の随筆「撈海一得」(作者:鈴木煥卿)の上巻には「やく病よけの守りとて、聻の字を門戸に貼る」とあります。
さて、この2月は少々忙しくなりそうです。
いろんな事をお断りして身軽にしてきたつもりなのですが、まだそうもいかず、残余の事も多々あります。
大阪と名古屋の2回の技術講習会やとある取材、最終土曜は東京行きが入りました。
心を忙しくしていては、鬼が入って来る隙を与えてしまいますので、東京行きをチャンスと捉えて、行きたかった日本民藝館の柚木さんの特別展を日曜日に観に行こうかなと考えています。
個展に向けてのアイデアをいただければとも考えています。
posted: 2023年 2月 3日