はんこと大阪の文学

同じ顔ならぶ個展や春の雨

【作者】片山由美子

 

昨日、5月の個展会場にポスターと案内ハガキを持参して、少し打ち合わせをして来ました。

会場のギャラリーは靭公園の南側です。

靭公園のバラ園(入園無料)のバラも丁度見ごろのころとのことです。

私の個展と共に楽しんでいただけると存じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

個展準備は大変です。

大印展は審査員も裏方もきれいさっぱりと抜けさせて頂きましたが、そこで培った経験も大いに活かされています。

ポスターを持参したり、案内ハガキを見せると、みなさん「はんこと文学?どんなことをしはるの?」とお尋ねになります。

はんこは彫刻するものという考え方を脱ぎ捨てて、商業デザインの一スタイルとして表現するという、おそらく今まで誰もしてこなかったようなことにトライしています。

しかし、はんこの彫刻技術からの脱却ではありません。

そこから学んだから表現できるものを示して行きたい。

換言すると、そこで学んだから、印章彫刻が出来るから表現できる商業デザインにチャレンジしております。

中途半端な、基本無き技術で成し得ないことです。

 

ポスターの写真の隅にある赤い丸のなかにある天満橋という表現は、近松門左衛門の『心中天の綱島』の一節にあります橋尽くしの一部です。

ネタ晴らしになりますので、あまりお話すると「何をしはるんかな?」と来てくれはるお客さんの楽しみをとることになりますので、このぐらいにしておきます。

徐々にネタを少しずつチラリとお見せしたいと思います。

 

※ホームページのタイトルロゴをポスターと同じに調整しました。

https://exhibition.mitamura-inshouten.com/

 

posted: 2023年 4月 7日