プロの世界の仕事
雨降りの大阪です。
今朝、通勤途上の小学校で運動会の練習をしていましたが、今週はお天気が悪いみたいですね。
晴れたらいいね!
共に大阪の技術講習会で学び、現在ともに古巣にて講師をさせて頂いている印友のアイさんのブログに次のような文章を見つけて、もっともだと思いましたので、ご紹介させて頂きます。
・・・・・・・
「篆刻って柔らかい石に印刀1本あれば誰でも刻れるのが良いところ
なのですが、やっぱりお代金を払って刻ってもらうと違うねって
言ってもらえるような印を刻りたいと最近強く思っております。」
・・・・・・・
誰にでもできる世界があります。
知識や経験がなくとも、少しの説明とトライで楽しめる世界
印やハンコと名が付く世界でも、それが大きく門戸を開いています。
消しゴムはんこ、小学校や中学校での篆刻教室、カルチャーセンターやアートのフリーマーケットでの体験教室・・・・
印章の啓発もあるのかもしれませんが、体験型の趣味の世界といってよいと思います。
ですから、誰にでもできるという良さがあるのです。
それに反して、テレビでは稀少種のように職人の手仕事の世界ももてはやされます。
それは、専門的知識と熟練という経験が必要な世界です。
どちらも必要なのですが、それぞれの役割が違います。
それをどうも混同されているような気がしてなりません。
プロの仕事と素人の趣味の作品作りは根本的に違いますし、そうあらねばなりません。
実用印章の世界は、本来プロの世界でした。
今現在は、パソコンフォントを利用して、プリンター機能としての彫刻機がそれを表現する、即ちパソコンを使えるなら誰にでも印章が彫刻できてしまうのです。
そして、それが社会的に認知されていて、どうせ三文判に毛が生えたモノを使用しているし、それがないと事が進まないのはおかしい!という論調に流され、「ハンコは邪魔だ!」「面倒くさい!」という一面的な見方に繋がっています。
また、何を思ってか政治的にも文化的にも経済的にも、それを推進している輩が存在していることは、日常茶飯事のように見られるようになってきました。
私が4~5年前から危惧し、警告していたことが現実化してきています。
印章訓練校の休校
技能検定受検者の減少に伴う、国からの要請に対応できない業界と、技能検定休止職種対象となる事への無関心状態
技術競技会や大印展への出品数減少にみられる職人数の減少
フォント使用のモラル規定や規範のない、またそれに意識が向かない業界姿勢
どうすべきか、どうすべきだったかは、私は既に述べてきたと思います。
そして何度もこれからもお話していきたいと思いますが、今日はここまで。
