技術継承は恩送り

受験子に幼き日あり合格す
【作者】伊藤敬子

本日、令和元年度後期技能検定の大阪での合格発表がありました。
印章職種においても、最後のゴム印彫刻作業の技能検定の最後の合格発表がありました。
合格された方へ
おめでとうございます。
喜びはひとしおのことと思います。
その喜びを忘れないで、次に伝えるという具体的な行為に結び付けてください。
ゴム印彫刻作業は、あわよくば再開されるなどという夢を語る方もおられますが、『第25回技能検定職種の統廃合等に関する検討会』の議事録を読んでいても、もはや木口彫刻作業(実印や法人印を彫刻する作業)の廃止を様々な要素を検討して有識者は提起しておられます。
そういう状況です。
夢は夢かもしれませんが、ゴム印彫刻も技能検定再開に持ち込むには、ゴム印彫刻に情熱を傾ける、その具体的行動を示さないとダメです。
あったらいいなぁ~、誰かしてくれないかなぁ~とか・・・
他力本願では、まあ99%無理でしょう。
ゴム印彫刻作業の技能グランプリ復活においてもそうです。
それはここでは置いておきますが、合格の自らの喜びをその場で終わらせないためにも、令和3年度後期技能検定で実施予定の木口彫刻作業に全国で120名を集める活動に具体的にかかわって欲しいし、何も出来ないのではなく、技能士なんだからできるはずなんです。
ご自分が合格した道を考えてください。
誰かに教えてもらいながら、又誰かのお世話になって技能検定を受検されたと思います。
恩は返すのではなく、次に送らねばなりません。
恩送りです。

もし、令和3年度後期の技能検定に120名の受検者を集めなければ、確実に印章業界から技能検定は無くなります。
技能検定も維持できない業界が、印章制度や印章文化を守ることなどできません。
それは、国(厚労省)がよく理解されていることだと思います。
組合員や非組合員、安売り屋さんやネットショップ、フランチャイズといっている場合ではありません。
是非、合格された喜びを次に伝える行動を考えてください。

おめでたい合格発表の日ですのに、長々とすみません。
写真は、新型コロナウイルス感染拡大の為に、お花屋さんの販売が大変だというニュースを聞いて、家内が買ってきてくれた花です。
お花は、心を和ませてくれますね。

posted: 2020年 3月 13日