お彼岸

何まよふ ひがんの入日 人だかり
【作者】上嶋鬼貫(うえじま おにつら)

明日は、春分の日、彼岸の中日です。
その頃になると、ご先祖さんに手を合わせようと思いますが、秋も春も大印展関連でお墓参りにも行けていない信仰心のない自らを反省します。
普段は、それ以上に忘れています・・・。

最近、デジタル手続き法案関連の記事を多く目にする中で、「脱印鑑社会」や「何故はんこ文化はなくならない」、「ハンコ文化よ、絶滅しろ!」というキャンペーンまがいをよく目耳にします。
印章業界も、デジタルガバメントの話があってから急に「印章文化を守ろう!」というスローガンを叫び始めています。
文化という捉え方が、流行りの言葉に文化を足したような~文化があります。
例にあげると、差しさわりもありますので止めますが、そういう文化と肩を並べるように印章文化を捉えられると、少し違うのではと危惧致します。
本当に印章文化は残さねばならないのか
何のために残すのか
そもそも印章文化とは何か
それをきちんと説明できないで、困った時の先祖だよりのように、印章文化にすがっても、ご先祖様はなにも応えてくれないと思うのですが・・・。
そして、印章文化と言えるような印章を作製してお客様にお渡ししているのだろうか?

明日は、そんな事も考えながら、ご先祖様がはんこ屋さんの人は、お墓に手を合わせて考えてみて下さい。
私は、大印展の「課題決定審査会」ですので、後日お墓参りに行きたいと思います。

posted: 2019年 3月 20日