17年前

平成12年8月に全日印連の福岡大会で発足しましたのが全国印章技能士会連合会であります。
その第2回通常総会(平成14年)において、当時の全日印連及び全印技連のM会長の挨拶の一部をご紹介致します。
・・・前略・・・「本来印章は技術を基本にした本人を証明する道具であり、唯一無二こそが生命です。
お客様の分身として愛蔵される印章とは、作者の個性が作り手と使い手に心を通わせ、使い手に満足を与える作者の創造性が唯一無二を産むのではないでしょうか。
作者の創造性の唯一無二を生む事が基本であり頑なに伝統を守りながら、さらに現代の感覚を折込みながら、
将来ある作品こそが伝統技術の後継者だと、古い昔に戻る事なく古き良き伝統を取り出し、それを今に結び付け、
さらに未来への提案を投げ掛けるそんな作品の発表の場を、日々研鑽に励む皆様にご指導されたい」・・・後略
17年前のこの言葉どおりに、経営者も技術者もその意識を堅持していたらと悔やんでなりません。

posted: 2019年 4月 10日