印章という商材

印章業界というのは、印章を商材にしているから印章業界だと私は思います。
その印章は、社会から必要とされる価値を持っていて、尚且つ需要があるから商売として成立しています。
ですので、それを維持するためには、印章がきちんとした印章であり、きちんとした商品でなければなりません。
印章業者が自らその価値を貶めていたのでは、業として成り立たなくなるのは当たり前で、それに代わる商材?を模索されても不思議ではないと思います。
印章という商品が印章業のほんの一部の商材であるというのは、とても不思議なことだと思います。
カメラのフィルム業界が他に転じたのとは、また次元が違う問題だと思います。
この春、売り上げが落ちた・・・昨年比2割減とよく聞きます。
昨年が前年比より落ちてきているので、5年前と比べると・・・個店での努力はされているのですが、社会的業界環境を変えていくのは、個店の努力では及びません。
そちらに目を向けていくことが、商売の発展と、業界の発展に繋がり、ひいては印章制度と印章文化を守ることになると強く考えます。
思考を転換することから始めないと!

posted: 2019年 4月 11日