第31回技能グランプリが閉会しました

昨夜、技能グランプリのお手伝いから帰阪して、先ほどYouTubeでの閉会式にて結果発表を見ていました。

印章彫刻職種の1位(金賞)厚生大臣賞は、長野県の桜井優さんでした。

おめでとうございます。

お手伝いでの参加で、いろんな事を感じ、又勉強もさせて頂きました。

コロナ禍で、他の職種を見ていても参加者が前回より減っています。

極端に少なくなったところもあったようです。

その中で、印章彫刻職種において、16名の選手に拍手を送りたいと心より感じました。

また、お世話をいただいた全国印章技能士会連合会の担当者のご尽力、及び(公社)全日本印章業協会よりの応援があってこそ、開催できたのだということを念頭においていただきたいとも強く思いました。

今どちらが欠けても、今後の技能グランプリへの業界としての参加は難しくなると思います。

そのためにも、来年初頭に実施される技能検定試験をなんとしても100名以上の中身のある、今後に繋がる水準にて成功させなければならないと、同じお手伝いの運営委員、競技委員、競技補佐員の間で話し合いました。

そういう話合ができたことは、とても心強く感じました。

また、技能グランプリに選手として参加される力量の方は、地元に帰り後進の指導や技能検定に向けて力を注いでいただきたいと強く感じました。

自分が上手い、自分は一級技能士であるといくら叫んでも、技能検定が廃止になれば、またそのような力の業界団体なら、社会的評価は低下し、もう次はないし、自らが技能向上のためにしてきたことの意味が無くなります。

印章という商品の土台である技術が崩れ去るのは、印章が商品として成立しなくなるということです。

皆様、どうかよろしくお願い申し上げます。

私も、精一杯努力いたします。

posted: 2021年 2月 22日