師走

何に此師走の市にゆくからす

【作者】松尾芭蕉

 

先生が走り回るから師走ではなく、どうもお坊さんが走り回るらしい。

先日、登壇させて頂いた先生から学生さんの感想リポートを見せて頂いた。

なかなか、勉強になる。

今後に活かせたらなと思いました。

ハンコの必要性を感じていなかった学生さんが、私の話をきっかけにいろいろと考えてくれたことが一番の成果だと思います。

この間のハンコ不要論の台頭から、学生の間でも、いずれ無くなる文化とメディアから刷り込まれていたようです。

そして、卒業するとやがてデジタルの波に飲み込まれて行くと思いますが、それでも一つずつ違うその人だけのハンコの役割を考えて、そこに日本的な思いが継承されて来ていることを思い出してくれるとありがたい事であります。

 

師走に入り、技能検定関連でお坊さんのように走り回っています。

今回でお役目は降りますが、この間の受検者を増やす為の全国的行動や業界の対応、底部に流れる技術への希求の芽を感じられたことは大きい事です。

技能検定は、ある一部を担当するだけでは、ほとんど見えてこないことが、長年職能との対応から裏方や検定員までを担当できたことは、私の宝物になりました。

この師走は、先生でもお坊さんでもありませんが、もう少し走り回りたいと考えています。

同窓生との忘年会も二つ断りました。(ごめんなさい。)

大印展の打ち上げも断りました・・・。

酔っ払いでは走り回れませんものね。

頑張ります!

「柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年」も東京に観に行きたいが・・・。

posted: 2021年 12月 2日