ここに、たいせつなものが生きている
昨日は、愛知県印章技能士会主催の技能検定対策講座参加者を対象にしたトライアルの後半から寄せて頂きました。
トライアルは来年1月に最終をされるようですが、私はこの回にて終了いたします。
トライアルの作品講評が終わり、参加者から「ようやく先生の言われることがわかりだしました。三年後には厚生労働大臣のお名前入りの証書を目指して頑張りたい。」とのお言葉を頂きました。
名古屋に教えに行っていたようで、技術を希求している生産現場の在り様を知り、反対に元気とパワーを頂けたと喜んでおります。
スタッフも20年ぶりの技能検定再開を目指し、大変であったと思います。
まだ、後1回のトライアルと試験本番を残しておりますが、お体ご自愛頂き、頑張って頂きたく応援致します。
名古屋に行く前日に、久しぶりに本屋さんへ行きました。
先日62歳になったとお伝えしましたが、この間何かと頑張ってきた自分へのご褒美として、志村ふくみさんの本と鞍田先生のご紹介されていた『暮らしの民藝』を購入しました。
これもパワーの源になりそうです。
最後に、志村ふくみさんの本の最初の部分から引用しご紹介しておきます。
『何もかも機械化され、細分化されて、いまの人たちは何でも分析し、解明しようとします。すべてを「剥いて、剥いて」、データで明らかにしようとしているのです。そうではなくて、「包んで包んで包んで」、侵しがたいところにたいせつなものが生きているはずです。』
posted: 2021年 12月 20日