手が止まった夏

三連休の真ん中にあった技術講習会は、コロナ感染者数の増加もあり、参加者は少なかったです。

毎年8月は講習会がお休みになるので、9月初旬に〆切の大印展出品の為にお尻に火が付いた状態です。

9月講習会は〆切後ですので、作品づくりは間に合いません。

ところが、今年から大印展は隔年となり、作品作りという点ではストップしている状態、手が動かない夏となっています。

全国の自覚有る皆様の働きで、多くの2級技能士が誕生しましたが、その後のケアや1級を目指す道は、各自にお任せ状態ですので、そこでも手は動いていません。

一部では、秋以降に企画を考えておられると言うお声も聞こえてきますが、この夏は手が止まった状態を定着させるかなと一人想像しています。

一昨年は、「コロナに負けるな!」と『令和修錬会』を位置付けましたが、今年は何もない雨と暑いだけの夏となるのかな・・・。

 

今朝、2025年に開催予定の大阪・関西万博の公式キャラクターの愛称が「ミャクミャク」に決定されたと朝のニュースで報じていました。

万博のテーマ、「いのち」の“ミャク”ともつながっていて、歴史、伝統、文化を脈々と受け継いでいくという意味が込められているとのことです。

歴史、伝統、文化という聞こえのよい言葉が並んでいますが、それを重んじ日本の為に奮闘してきた技術の現場が疲弊しています。

できましたら、聞こえのよい言葉だけでなく、具体的にそういう処、伝統技術や伝統文化、歴史ある町工場の技術などに光を当てて頂きたいと心より訴えたいと思います。

そういう処の灯火が消えるということは、仕事が無くなるということであり、手が動かなくなるという様相で示唆される苦しみであります。

 

日曜日は、そういう技術に光を当てられている大阪に市区にある「CEMENT」さんへ家内と一緒に商品企画の勉強に行ってきました。

説明いただいたショップの方も丁寧な商品説明と知識を持っておられて、感動して帰ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

雨と暑さに加えてコロナですが、私は負けずに手を動かしていたいと強く思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

写真の印影は、7月講習会課題の参考作品として彫刻した印影です。彫刻面も補刀前の物でありますが、何かの参考にして頂ければ幸いです。

印文は、「地平天成」(世の中が平穏で、天地が治まること)です。

posted: 2022年 7月 19日