日本といえば?

昨日の夕刊に折り込まれていた新聞紙大の両面広告に驚きました。
内容は、丹後一宮元伊勢の籠神社「天橋立・葵祭」を宣伝していました。
その文章の力強さに感銘しましたので、一部ご紹介致します。

【日本を知りたい、日本人へ】
時代は日本ブーム。
世界中から年間3000万人もの人々が日本を訪れています。
東洋の島国の特異な文化に世界は夢中です。

日本といえば?と聞かれたら、
あなたは何と答えますか?
ボーッと生きているわけではないけれど、
国境を越えた交流が進むにつれて
各地にあった固有の文化は薄れていく。
私たちは知らぬ間に、日本の文化を知らない日本人に
なってはいないでしょうか。

・・・・後略・・・

我々の生活は利便性高いもの
合理的でスピーディーに
世界基準を目指し、超えて
世界と共通のものになってきています。
それは、とても良いことだろうけれども
方や、失われて行っているものも多くあり、
それがとても日本的なものであった
という事を後に気づいても
もう遅いのかもしれません。

印章も隣の大陸から政治制度と共に入ってきましたが、
日本の「おしで」の思想という基盤のもと今や日本の文化の一部です。
日本の印章を失くそうと画策している日本人がいます。
「おしで」という日本的土壌までなくそうとしているのかな?
そうすると、世界と共通になるかもしれないが
それはもう日本ではありません。

日本といえば?と聞かれたら、
あなたは何と答えますか?

このぐらいの情報発信を印章業界もすべき時です。

posted: 2019年 2月 27日