ネバーギブアップ

昨夜、たまたま見たテレビに感動しました。
NHKのBSプレミアム「最後の〇〇 ~日本のレッドデータ~」
草彅剛さんがMCを務められていました。
芸能界の華やかな表舞台で活躍され、その反面の虚飾の世界に押しつぶされそうになりながら、大きな圧力に屈することなく頑張っている姿と、今回取り上げて頂いた最後の職人さんの仕事への姿勢が重なりあって見えました。
番組のなかで、料理研究家で民藝にも造詣の深い土井善晴さんが次のように話されていました。
「シンカ」という言葉を欧米では「進化」と捉えるが、日本人は「深化」と考える。
なるほどそうだと思いました。
「進化」は、合理性や利便性、迅速性を求めていきます。そして、進化していくことだろうと思います。
日本人は、一つの事を追求していきます。
その道一筋・・・
そして、とても細やかな事に気づき、それを大切にしていきます。
それには、丁寧な仕事、時間のかかる手仕事、そして継承が必要となってきます。
番組の中の職人さんは、みなさんが最後の職人さんです。
その方がいなくなれば、そのモノはもうできなくなります。
そういう中で、使命感を感じられています。
どなたであったか失念しましたが、経営が苦境に立たされた時、「ネバーギブアップ」と思い踏ん張り続けたとおっしゃっておられました。
今の私に足りない所かも知れません。
大変励みになった番組でした。
有難うございました。
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=23157

posted: 2020年 5月 2日