Q11.実印、銀行印、認印を兼用してはいけませんか?

質問:実印、銀行印、認印は兼用してはいけないのでしょうか。

3本もあると、どれがどれだかわからなくなるので、1本にした方が合理的でよいと思います。

それに全て1本にすれば、3本購入する分だけ1本で良い物、例えば象牙の印鑑を持つことが出来ると思うのですが。

 

解答:雑巾で顔を拭い、タオルで床を拭き掃除する人がいないのと同様に、物には用途という概念があります。

暗証番号も一つに統一するとセキュリティーとして良くないことは、お分かりだと思います。

用途とセキュリティー面から、印章は少なくとも実印、銀行印、認印の3顆は、日頃より備えられることが賢明であります。

それぞれの用途について少しだけお話しておきますので、参考にしてください。

《実印》

印鑑届をした印章。印鑑証明を要する文書に限り使用し、他はなるべく押捺しないように注意してください。

《銀行印》

銀行取引に主として用い、実印代用、業務印、その他印鑑証明の不要な重要文書一切に使用します。

《認印》

決裁、承認、指令、あらゆる信憑に使用します。

家庭印や仕事印と区分される方もおられます。

posted: 2014年 5月 8日