三田村印章店の始まり

1.17
22年前、高松から大印技術講習会に講習生として出席し、故二葉先生らと楽しく新年会の2次会、3次会とお付き合いさせていただいて、その夜は大阪の実家に泊めてもらっていました。
翌日、京都の友人に会うために寝むりについていた明け方、二日酔いも一気に醒めた大きな震動・・・そう阪神・淡路大震災でした。
泊まっていた実家は、市内の中央区で、震度5強であったように記憶しております。
それでも、木造2階建ての古い建物でしたので大きな揺れに感じました。
その後は、テレビで大変な模様が映し出されて、皆さんの知るところです。
この年、大阪に戻ることを決意し、翌年には大阪の三等地に小さなお店を開店しました。
三田村印章店の始まりでした。
それから2回のお店の引っ越しを経て、現在の場所で商わさせていただいております。
今は、それだけのエネルギーがありませんが、土地が動くのも、人が動くのも、大きなエネルギーを必要とします。
振り返ると、そのように思いますが、大きなエネルギーも人に悲しみを与えるような大震災をもたらすこともあります。
大震災で亡くなられた多くの魂に手を合わせ、今ある事に感謝したいと思います。

posted: 2017年 1月 17日