貫く棒

去年今年 貫く棒の ごときもの
高浜虚子

明日、明後日は大学入試センター試験ですね。
寒い時期に、実施側も受験生も大変です。
職人の世界のセンター試験みたいなものが、技能検定試験です。
大阪での印章彫刻木口作業は、実技試験が27日にあります。
私がこの試験に携わってからは、一番受検者が多いのですが、全国的にはそのやる気の無さを露呈した状況で、大阪会場が一番多い人数となっています。
検定により誕生した技能士は、少なくなりましたが全国にいるはずです。
しかし、後継出来ていないのが現状です。
重い腰は沈み込み、もう持ちあがることはないのでしょうか。

兎も角、寒中の技能検定は実施されます。
全国の受検者のみなさん!
インフルエンザやノロウイルスが流行中です。
体調管理に気を付けてください。

技術は一貫性のあるものです。
昨日今日の練習でどうにかなるものでもなく、またそれでどうにかなったとしても補充を怠れば、元の木阿弥です。
技術は裏切らないですが、それに真摯に取り組まないと、劣化や退化していくものです。
常に「貫く棒」のように、真っすぐな気持ちで取り組み続けてください。
そうすると、次が見えます。
そして、次の者にバトンタッチ。
これが一番大切です。

次の日曜日は、今年最初の講習会です。
今年もよろしくお願いします。

posted: 2019年 1月 18日