この手のニュースが増えるのかな・・・

昨日のワールドビジネスサテライトをご覧になった方も多いと思います。
28日から始まる通常国会の中で審議される法案「デジタルファースト法案」についてニュースでした。
態々、そんなことを身内から情報発信するな!と言うお声も聞こえてきそうですが、もうそんな甘いことを言っている情勢でもありません。
只、ビジネスと政治を土俵にしたニュースですので、印章の公益性や社会性については一方向からの報道であったとも感じました。

私の古くからの知り合いの方が、最近よく言っていることがあります。
「組織のトップは、真面目に見える人が得や!私みたいに助平に見える者は損や!」
組織のトップが支持される指標を助平かどうかという土俵のみで見ています。
その人の才覚や資質については、土俵の外なので、その知り合いとは議論がかみ合いません。

公益性や社会性ということもそうだと思います。
印章の販売や経営の在り方や印章彫刻技術というのは、印章業界内部の視点です。
また、印章が個人や会社に必要かどうかというのは、消費者の視点です。
両方必要ですが、それだけでは公益性は計れません。
過去や未来の歴史的な観点や文化的視点等々、様々な角度から判断材料を加味して熟考しなければなりません。
そういうトライが残念ながら皆無な状況です。
危惧から悲観へと変わりつつある現状のなか、印章にとって良き方向とは何なのかを私なりの観点で、これからも発信して行きたいと強く考えています。

このニュースで、職人としての先輩Tさんがお元気にお仕事をされている様子が報道されたことは、何か自分にも励みとなりました。
私も頑張ろっと!

posted: 2019年 1月 23日