明日は彫刻ゴム印講習会です。

技能グランプリが終わって、ほっとしている間もなく、明日は彫刻ゴム印の技術講習会があります。
その翌週には技術講習会、21日の春分の日には大印展の課題決定審査会・・・
誰か代わってくれ~っと言っても仕方がないのかもしれませんが、私を含めた継承現場を担当している人がいなくなりつつあります。
業界組織である組合員の減少だけでなく、その営業形態が父ちゃん母ちゃん商売からお一人様商売に変わってきています。
一人で店をしているから出れない・・・職能や公への対応は通常の日で、遠方の方だととても対応できません。
・・・継承現場には、そういう現実と悩みやストレスが山積していて、いつ崩壊してもおかしくない状態だと私は認識しています。

今日は暖かい日差しの土曜日です。
もうすぐ春です。
継承現場を大切にしたいという私の想いは消えることなく存在しますが、組合運営や他の事までしていると、パンクしてしまいます。
その辺は、この春の総会期に断捨離していく予定です。
また、危機的なこの継承現場をどうにか変えていかないと、業界へのというより印章への外圧は更に強くなり、言い訳のできない業界、世に一つの印章製作を旨としているという論拠のない代物に変容し、崩壊してしまうシナリオが目の前にあると思います。
果たしてそれで、はんこ文化は日本文化の一端に置いて頂けるのだろうかと危惧しながら、明日も頑張ります。
明日は、大印会館の5階の床が抜け落ちそうな勢いの参加者です。
みなさん、よろしくお願い申し上げます。

posted: 2019年 3月 9日