近連京都大会

15日の土曜日は、近畿のハンコ屋の大会で京都に行ってきました。
いろいろな人といろいろなお話が出来て、楽しかったです。
挨拶のスピーチから・・・
デジタル化が進行している昨今ですが、パソコンやスマホを持っていない方や持っていてもメールを使えないとか、ネット弱者と呼ばれる人も多くおられます。
また、それどころか水道代が払えない水道局にお勤めの方もおられるというお話を聞きました。(ほんとかな?)
そういう方も含めて国民に平等に使用して頂けるのは、印章だということらしいです。
だから印章は残るし残さねばならない。
しかしながら高級手彫り印章は、水道代を払えない人には購入できない。
もっと簡単に手元にすぐ届くハンコ普及しないとだめですという事らしい。
こんなお声もありました。
みなさん、どう思いますか?

印章は、すべての国民の前に平等であり、どなたでも捺印使用できるというところまでは大賛成ですが、その後の結論が、印章という商品の本質を失いかねないお話で、商品を平均化させるお話には少し疑問を抱きました。
手間暇かけて製作した印章は、高級であろうとなかろうと、その手間賃はある程度のものになります。
それを水道代が払えない人に提供するのは、印章業者の責任ではなく、国の責任だと私は思いました。
ボランティア的商売をして、水道代を払えない人に手間暇かけたきちんとした印章を提供していると、印章業者が水道代を払えなくなってしまいます。

京都は「京印章」という歴史的な看板を掲げて商売をされています。
お土産に「京印章物語」というコミックを頂きました。
有難うございました。

翌日曜日は、大印技術講習会に少し二日酔いの体にムチ打ち朝早くから鍵を開けに行きました。
疲れた二日間でしたが、帰宅すると長男から「父の日のプレゼント」で、鰻を送ってくれていました。
ありがとうね!

posted: 2019年 6月 17日