無関心への特効薬はございません

初冬の徐々と来木々に人に町に
【作者】星野立子

今朝、小学生の通学見守りをしている近所の方が、交差点での挨拶代わりに「一気に冬や!」と声をかけて頂きました。
一気に冬になると、体に応えます。
秋を楽しむという風情がなく、今年は雨風による災害も多く、気持ち的にも一気と感じてしまいます。
何事も一気にというのは、驚きと不安で、対応がおろそかになります。
印章技術においても、一気にそこに向けての冬将軍の到来があり、あちらこちらで体の不調を訴える人が出現してきています。
風邪がはやりますよとかインフルエンザの流行の予兆というニュースがあれば、気を付けますね。
今回の技術への、技能検定への冬将軍は、二度と春の来ない氷の国の予言を含んでいます。
冬将軍の到来の予兆をブログやあちらこちらの場面で、私は叫び続けてきたつもりですが、我関せずの方が如何に多い業界であるかという認識をさせていただいただけに留まりました。
我関せずに聞く風邪薬はありません。
今現在でも、それを認識されているように見える方でも、すでにウイルスに犯されていて、「でも、どうにかなるだろう・・・技能検定がなくなっても、技能競技会や大印展、グランプリはあるだろう・・・しばらくは、大丈夫だろう・・・」と状況認識の甘さを露呈しています。
「それより、デジタル化法案対策だ。政治対策が緊急だ。」と思われている方もおられるかもしれません。
国家検定である技能検定ができない業界
それを維持できない業界
そこに、未来はありません。
あらゆる方面から、冬将軍の到来が早まることだと思います。
政治的にも、商売においても、組織上も・・・
お体ご自愛下さいますように、切にお祈り申し上げます。

posted: 2019年 11月 6日