コメントありがとうございます

今日はハンコ屋組合の総会です。

久しぶりに背広を着ました。

組合員のみなさんとも長らく会っていません。

みなさん、元気かな。

昨日、ブログに頂いたコメントと私の返信です。

コメント

「私は人から見れば地味な、パッとしない業務を長く続けていました。しかしやっていない、ここがアイツは駄目だったと言われても後ろめたいことは無く胸を張って俺はやりきったと思える業務をしてきたつもりです。人生の半分以上を過ぎ私も1日1日を後悔の少ないように生きていくのが目標です、生きている以上は命を燃やせる生き方をしたいです。印章は下手な人間が彫ったものと熟練者が彫った印面を虫メガネでみると全然違い熟練者のものは感動を呼びおこします、線の強弱も全くの別物です。そのような違いが素人でも分かれば良いのですがなかなか情報発信は難しいのでしょうね。」

返信

「コロナ禍で最近知った言葉で、エッセンシャルワーカーと言うのがありますが、何故ことさらそういう言い方をするのでしょうか?私には分かりません。

いらない職業などなにもないはずです。

いらない印章や無駄なハンコなど何もないのと同様です。

自分の職業に胸を張り、プライドを持ち、そして約束事があれば、信を示すために職人の魂と自らのプライドを融合させた印章を押捺してください。

そこには、デジタルとの共存という「まやかし」のない、作り手と使用者の魂の共鳴が発揮されます。

印章の良し悪しの発信は確かに難しく、未だ試行錯誤の毎日ですが、人と人との約束事より利便性や合理性、スピードを優先させるような不公平な社会を望む人はいないと信じて、「あがく」生き方を貫き通します。

それは印章業者としてというより、木口師としての一人の職人としての生き方を。」

posted: 2021年 5月 15日