一円玉

ひと口を残すおかはり春隣

【作者】麻里伊

 

昨日のブログ(アメブロ)は好評であったようで、アクセス数が多かったです。

4年前に書いた「仮想通貨」のリブログでしたが、最後に書いた「最近は貨幣(硬貨)が邪魔者扱いにされている」「一円玉の旅がらす・・・♪という歌はもうなくなるのかな?」と書きました。

それを書いていて、職人の歌『村の鍛冶屋』も歌わなくなり、文部省唱歌からも外され、もうとっくに教科書から姿を消しているということを思い出しました。

『村の鍛冶屋』は何故職人の歌かと言いますと・・・・

①鉄砲や刀を作るのではなく、鋤や鍬などの働く人の為の道具を作製している。

②それを作る(働く)ために健康に注意しながら朝早くから勤勉に務める。

③良い物を作るために精魂込めて、その技術の向上に日夜務める。

④その結果、とても素晴らしい道具が出来上がる。

⑤それは世に評判を呼び、多くの人がそれを求め繁盛する。

そういう一連の流れの繰り返しです。

しかし、その歌が歌われなくなったのは、鞴(ふいご)が小学生に理解できないし、鍛冶屋そのものが見られなくなったというのが理由です。

本当に、そういう理由からだろうか?

  • から⑤までの当たり前の働く風景が、この日本から無くなっているという事

ではないかな?それを想像できるだけの心の風景を持たない日本人が多くなったからではないかなと、「一円玉の旅がらす・・・♪」という歌から派生して思いました。

昔、親に言われたことは「一円玉を笑うものは、一円玉に泣くんやで、一円足らんから電車に乗れないし、好きなキャラメルも買えないんやで・・・」と。

posted: 2022年 1月 28日