参考作品
神輿いま危き橋を渡るなり
【作者】久米三汀
昨日は、早朝散歩の後に投票に行き、その後散髪でサッパリ。
サッパリした気分で、来週の講習会での参考作品作りをしました。
研究科講師になり、まだ2作品目ですが、やはり大変です。
以前にも書きましたが、私が講習生であった時のT先生の苦労とその大きさが身に染みています。
T先生に教わっていた時は、強い線を表現するのにも割と細めの線で表現できていましたが、年を取りその線の表情が変わってきているのを実感しています。
強い線は、それなりの太さにしないと表現できていない自分に気が付き始めました。
いつまでも同じ風には出来ないのが職人仕事です。
必然的に変えなければならないところは、変えなければ良い仕事はできないと痛感しております。
2作目は、それを心掛けての作品が仕上がったように思います。
仕上げ途中の様子を写真に撮りました。
夕刻、投票にいった家内が、「選挙で並んだのは初めてや!」と言って帰ってきました。
住まい周辺は、嘗ては印刷物問屋と言われ、多くの町工場がありましたが、それらのほとんどは無くなり、今やタワーマンションラッシュで、住人が増えて来ています。
投票率も上がっていたのであろうが、今までと同様の規模の会場運営ではダメだろうなと思いました。
今日と明日は生國魂神社の夏祭りです。
地域の子ども太鼓は中止のようです。
3年連続中止となりますと、その後の継続が難しいようです。
関連のHPなどをみると、昨年までは「きっと来年には!」と中止の発信をされていましたが、今年はそれも見当たりません。
散髪屋のおじさんとは、「太鼓の練習の音が聞こえないのは、寂しいね。」と話していましたが、来年それをする条件が整っても、継承は途絶えるのかも知れないなと感じています。
印章を取り巻く環境も大いに変化しています。
神輿いま危き橋を渡りかけているのではないだろうか。
落下して御神体を川に落とさないように願いたいものです。
posted: 2022年 7月 11日