危機意識

昨夜、「カンブリア宮殿」を観ました。

ご覧になられた方も多いと思います。

消滅寸前の伝統工芸に光を当てて、その捉え方と正しい情報発信を行い、見せ方を工夫することで、日本の伝統的モノづくり企業を次々再生させたというお話しでした。

スゴイなぁ~と感心して観させて頂きました。

「伝統」という言葉の陰にうごめくものや、それにより隠されている本質ということを私はついこの間お話しさせていただきました。

このテレビのお話しも、その伝統工芸品を作成しているメーカーが直販していくことにより企業が再生したというところが大きいのではないでしょうか。

ブランド作りやその見せ方も大変工夫を凝らしてされていると思いますが、それのみでは、又その辺の思考の模倣では危機打開は出来ないと思います。

メーカーから直販に切り替えられ、リスクを背負いながら奮闘された結果が出たように感じます。

が大切なことは、何より伝統的ものづくりが消滅寸前であるという意識が重要であります。

国や行政の施策に甘んじているとひどい目に合うというとこらへんを自分の足元の印章業界は勿論、随分といろんなところで見てきました。

そういう意味では、刺激的であり、全国津々浦々の伝統的モノづくりの産業下の企業体や人、職人に大きな刺激があったと考えます。

さあ、今年ももう一月が終わり、次の月に足を踏み出そうとしています。

2月には、公益社団法人全日本印章業界の技術委委員会の会議も大詰めに至った2級技術検定の細部にわたり議論があります。

3月には、大印展の課題決定審査会、大印技能士会の刻字教室と続きます。

自分の足元もしっかり固めつつ、畑への水やりと、周りへの肥料まきに頑張ります。

posted: 2014年 1月 31日