ハンコ屋さんの流儀

 

ハンコ屋さんの業界誌4月号が届いた。

なにやかやと最近陰で批判的な声も聞こえてくるこの業界誌さんですが、私はハンコ屋さんの現状を伝えてくれるアイテムとして毎月の記事を楽しみにしております。

今月号の編集部座談会も興味深く読ませていただきました。

ただ一点気になることがあります。

それは、編集長Sさんの一言

「純粋な印章専門店は、なくなる」といえる。

少し前の件(くだり)から・・・

記者Mさん:世の中にハンコだけを売るハンコ屋さんってどれだけあるのかという方向から話した方がいいね。今やほとんどの印章店が名刺や年賀状、表札などハンコ以外の商材を扱っていて、すでに「印章専門店」とは呼べない状態になっているだろ?

それを受けて

編集長Sさん:そういう意味で「純粋な印章専門店はなくなる」と言えるだろう。

・・・・・・

私は、いろいろなはんこ屋さんがあってよいと思います。

確かに印章専門店が減ってきていることは事実ですし、近々ではその速度がさらに激しくなってきているようにさえ思います。

インターネットが大きく流通を変化させてきていることは事実ですし、その主流が嘗てアウトサイダーと言われていた所でありますが、それは他業界も同様だと思います。

もう印章の専門的知識をもった印章専門店はいらないのでしょうか?

お客様は、印章の専門性をハンコ屋さんに求めないのでしょうか?

印章専門店は、町に見かけられなくなった金物屋さんのように消えゆくのでしょうか?

はんこ自動販売機も出現しております。

印章業界は、なくなりOGBS業界となるのでしょうか?

みなさま如何思われますか?

この間、忙しさにかまけて印章の本義を情報発信できていないことを反省しております。

専門性を発信することが、技術屋の私ができる生き残りだと思います。

この座談会を読んで、印章専門店の誇りを持ちさらに頑張りたいと思いました。

業界誌さん!気付きを有難うございます。

また、記事の一部を使用させていただきましたこと、お許しくださいませ。

久しぶりの長文、最後までお読み頂き、有難うございました。

posted: 2014年 4月 3日