Q2,親の形見となった象牙の実印を自分の名に彫りかえても良いのでしょうか?

A、親の印章を子が使うことは、上を刻して下剋上となりよくありません。それは、親の人生を冒涜することであります。
また「形見」という言葉は、モノを大切にしているようで、実は親と一緒に苦楽を共にしてき
た印章に、さらに私の代も働いてくれとする、モノの終いをしてあげるという東洋的かつ日本的考え方に反するものであります。
親には、お葬式や一周忌の法要をするのに印章はまだ息子が働かせている。それでいいのでしょうか。
印章のお葬式をあげる必要はありませんが、きちんと供養するという気持ちが大切です。

posted: 2013年 6月 10日