Q7、よくある苗字の印鑑は、同じような文字の形になりますか?
印章の文字には6つの書体があります。
楷書、行書、草書、隷書、草書、篆書、古印体です。
篆書を除いては、文字の形や画数を増減することは出来ません。
例えば、多い苗字で「山田」さんや「山本」さんの「山」の字を篆書の辞書『篆刻字林』で引きますと、15個もの変化ある形を見せています。
この辞書以外にも更なる変化を可能としているのが篆書体です。
この「山」ともう一つの文字を組み合わせることにより、自由闊達にデザインを変えていくことが出来ます。
また、印章の大きさが大きく画数の少ない文字ですと、「印」の字や「之印」と名前に付け足してレイアウトする方法もあります。
ただ、この篆書を使いこなすには、篆源に精通した熟練の印刻師でないと出来ないことです。
いわゆるデザイン能力のあるハンコ屋さんと出会うことが必要になります。
パソコンソフトの文字に振り回されているハンコ屋さんでは、それは不可能です。
posted: 2014年 2月 3日