withコロナ社会の継承現場の工夫
悲しさを漢字一字で書けば夏
【作者】北大路翼
まもなく七月も終わりですが、学校に通う小学生を見ていると、夏という感じがしません。
コロナは人を分断すると言いますが、考えてみると技術講習会は五ヶ月間もお休みで、講習生の顔を見ていません。
通信添削は、その間2回です。
毎月するには、私一人ではお手上げです。
通信添削の良いところも見出しつつあります。
他の人と比較できるように、順位付けしました。
講習会では、講師対自分という対面教授になります。
あまり、他の人の作品を注視しません。
他の人の講評も見ることが出来て、自分に何が足りないかをじっくりと考えられます。
また、講師の先生からのアドバイスと共に、講師の先生が書いた文字や他の参考作品を添付してくださる講師もおられます。
対講師の暖かい指導視線とともに、ライバルの講習生と比較検討できるというところが、講習生にも好評です。
一方で、弱点もあります。
講習会は、先輩が後輩に教えることが出来る場でもあります。
印影の綺麗なとり方や、作品の出品方法などもそれに当てはまります。
初心者が先輩に聞けるという横のつながりなどは、通信添削では広がりません。
昨夜、コロナ感染状況を解説している専門家の話では、確かに東京の数字は群を抜いて危険であるが、関西の数字や中身をみていると、今後とても危ない状況であるとのことです。
それを考えると、8月に予定していた補助講習も集まってできるかどうかかなり疑問です。
それどころか、年内に講習会の再開はあるのだろうかと、昨日の技術委員長や副委員長と話しておりました。
通信添削も良いのですが、もう五ケ月もお会いしていない講習生の顔を見て話しがしたいという思いもあります。
講師の先生方もそうだろうと思います。
zoomなどを利用して工夫して、講習会の実施方法を研究していきたいと相談が繋がりました。
考えるということは、面白いですね。
みんなで知恵を出し合って乗り切って行こうと思います。
こういうことを、全国組織の幹部の方々にも知って頂きたいと思い発信しています。
各地の、講習会や研究会という技術継承現場を守るために良いアイデアがあればzoomなどで交流もしたいですし、企画や援助をお願い申し上げます。
講習生のみなさん!頑張ろうね。
posted: 2020年 7月 29日