原爆の日に思う
原爆の日の洗面に顔浸けて
【作者】平畑静塔
コロナウイルスの感染拡大が広がるなか、国会を開こうとしない首相やコロナ対策としてうがい薬を府民に推奨し混乱をまねいた首長がいる国に明日はないのかなと思っていたら、今日の広島市長の平和宣言に、共鳴共感致しました。
きちんとした考えを持つ人がいる国をそう簡単に諦めてはいけないと考え直させられました。
いつも、8月6日はこの平和宣言を聞いてからとしていますので、ほんの少し遅い出勤となります。
コロナ禍で、ともすれば自分中心の考え方に陥る昨今ですが、広島市長はこのように述べられました。
「今、私たちは、新型コロナウイルスという人類に対する新たな脅威に立ち向かい、踠(もが)いていますが、この脅威は、悲惨な過去の経験を反面教師にすることで乗り越えられるのではないでしょうか。
およそ100年前に流行したスペイン風邪は、第一次世界大戦中で敵対する国家間での「連帯」が叶(かな)わなかったため、数千万人の犠牲者を出し、世界中を恐怖に陥(おとしい)れました。その後、国家主義の台頭もあって、第二次世界大戦へと突入し、原爆投下へと繫(つな)がりました。
こうした過去の苦い経験を決して繰り返してはなりません。そのために、私たち市民社会は、自国第一主義に拠(よ)ることなく、「連帯」して脅威に立ち向かわなければなりません。」
政治も個人も同じだと思います。
自分だけ助かろうという思いから出発すると、全体が見えなくなります。
全体が見えなくなって、自分だけが助かることはあり得ません。
フェイスブックを見ていたら、東京でのコロナウイルス感染が拡大していく中、3回目の2級技能検定対策講座が実施されたと知らせてくれた仲間がいました。
換気をしながら、消毒、マスク、フェイスシールドをした講師やスタッフが、まさに命がけでの講座となったようです。
飲み会を目的にした寄合が多かった業界ですが、このような環境のなかでも実施されるという事は、それだけ技能検定の業界における重要性を理解されていると私は思います。
ここで、自分は技能士だからもうよいとか、自分の商売には関係ないとする意識が多ければ、東京組合さんのように既に3回も実施されることはないだろうと思います。
国会は開催されていませんが、着実にデジタルガバメントによる押印廃止の方向は、来春に向けて会議をこなされています。
今、何が大切なのかをよく理解して行動しないと、コロナがあっても事は水面下で進行しています。
一方、自店第一主義の面々も水面下でデジタル推進派と共に次の一手を模索されているとの情報もあります。(デジタル認証は、なんせ1000億の経済効果らしいので・・・)
一つにならないどころか、分散してしまっている状況かなとも思いますが、きちんとした考えを持つ人がこの業界にまだいる限り、私も頑張りたいと思います。
posted: 2020年 8月 6日