初雪

初雪や 水仙の葉の たわむまで
松尾芭蕉

今朝のニュースで、京都と彦根に初雪を通年より早く観測したとの報道でした。
流石に寒い朝となりました。

業界の中では、私も若い方なのですが、組合運営や技術関連の取り組みには、若い頃から関わってきましたので、年数として長い方だと思います。
一緒にやってきた周りの人は、色々な理由でいなくなりつつあります。
他の人より経験知はありますが、それが却って変な常識となって今を変えない枷となり、慣例通りというやり方を変えないのかもしれないと思うようになって来ました。
私がいるから、私より若い方が発言できないのではないか。
また若い方が考えて行動しないから、そちらの方に経験知がたまらないのではないか。
これを老害というのかもしれません。

昨日、散髪に行きました。
髪の毛が白く薄くなっています。
家内にカッコ悪いと言われています。
それなりの年齢なのかなとも自覚します。

初雪は、若い力です。
水仙の葉を撓む(たわむ)ことのできる力があります。
しかも、真白であります。
そういう力を他の為に活かしてほしい。

私にも役割は、あると思いますが、来春に向けて整理していきたいと強く考えています。
そのころには雪も解けて、若い芽がほころび始めると考えています。

posted: 2018年 12月 10日