雑音多し、音大きすぎ!

周りの雑音を気にせずに、自分は本道を歩いているのだからそれでよしとする。
それが一番正しい事なのかも知れません。
今、雑音が大きすぎて、仲間の多くが雑音を気にしながら仕事をしています。
また雑音に感化され、印章の本義に目をつむり、或いは誤認している人達が雑音の中に取り込まれようとしています。
そうすると、雑音を気にせずに仕事をしているだけでは、もう自分の仕事が守れなくなりつつあるように感じています。
「印章業者は、印章の本来の目的、心証の具としての目的を忘れてはならない。」という文章は、『印章憲章』によるものです。
その印章が、価値を貶められ、或いは冒涜されている状況を雑音と呼んで問題はないと思います。
きちんとした印章販売を致しましょう。
印章を押して楽しい・・・確かに美しい印章は、押捺して喜びを感じるものです。
それと同時に、押捺した責任の感じられる威厳と気品を有するものでなければなりません。
遊びや、所かまわず押して楽しむ・・・それは印章文化ではなく、娯楽文化やアーティストの表現です。
パソコン機能によりデフォルメされた文字や文字を印章六書体以外の他の形状に置き換えたものは、もう印章ではなく、玩具を押しての遊びであります。
遊びで印章を押捺していると、どうなるのか・・・
きちんとした印章とその情報を発信していくことの重要性がさらに増してきているように感じます。
雑音多し、音大きすぎ!

posted: 2019年 5月 30日