コメントありがとうございます。

ブログの”手とコンピューター”という記事に頂いた「開運業者撲滅委員さん」からのコメントです。

「戦中や震災後、今回のコロナのように社会情勢が不安定になると心の安定を求め新生活、新様式なる言葉が溢れてきます。今までの分かりやすい伝統を否定し自分のいう事を正しいものと強調するのはいつの世も変わりません。戦中の米は贅沢、代用食が正義みたいなところですが結局必要なものは残ります。印章は太古の昔から便利で信用ができるものとして現在まで存続しましたが悪でも何でもなく皆が使うものを利用して開運や同形印等でその存在価値を台無しにした業者が悪いのです。今こそ印章のあるべき姿を世間に示す絶好の機会にできるよう私も応援できればと思っています。」

コメントへの私の返答・・・

「私も一応は印章業者ですので、業界へのお叱りの言葉には悲しい思いもあります。

しかしながら、おっしゃる通りだと思います。

デジタル化の恩恵を受けるのは、はたして国民なのでしょうか?

今の国会を見ていると、一部のデジタル族であるようにも思うのですが、デジタルは利便性や通信制、遠隔性に優れています。

それを利用されることには、反対はいたしませんが、行政手続きの簡素化の名の下に、認印を廃止されることには、合点がいきません。

同業の中には、譲歩してデジタルとの共存を言われる方があります。

デジタル化は、既に印章業者の日常を支配するまでにもなり、パソコンの前に座り、それを駆使して印章製作をされると、どうしても便利だ、早いとなってしまうことは仕方がないのだろうが、全体でそれを容認してしまうと、認印くらいはから、崩壊への大きな穴が開いて行く突破口を作ってしまったと私は残念でなりません。

応援賜りまして、誠にありがとうございます。

私は微力ではありますが、きちんとした印章をお求めになられるお客様の信を示すにふさわしい印章を精魂込めて作らせて頂きたいと、精進努力してまいります。」

posted: 2021年 3月 8日