開拓者精神の途絶えた印章業界

今日の連続テレビ小説『なつぞら』をまだ見ていない人
ごめんなさい。
漫画映画の黎明期、その開拓者が北海道の開拓者であるおじいちゃんに話を聞いています。
何事にも先人がおり、先人の成してきたことの上に我々があるということを忘れてはいけません。


技能検定について思う事を何日か前に、少し厳しめに訴えたと思います。
今回は、ゴム印彫刻だから自分とは関係ないとか
技能検定は、一部の人がしていること・・・技術オタクにやらせとけ
という思考が蔓延しています。
先輩や先生方がどれだけ苦労して、印章業界に技能検定という国家検定の制度を取り入れ、それを定着させるためにどれ程の苦労をされてきたかを、少なくとも私は知っています。
開拓者精神のころは、現場を見ていませんが、多くの先輩方から「失くしてはいけないもの」として教えられてきました。
他の国の印章業界に、日本のような国家検定のような技能検定の制度を死守してきたところはあるのでしょうか!
無いと思います。
だから、印章を登録するという制度や慣習が日本にはまだ健在な理由の一つとなっているのです。
同じ東洋の国でも、台湾や韓国には、技能検定という制度がなく、登録制度が一部をのこして消滅しています。
来年、最後のゴム印彫刻の技能検定が実施されます。
近畿の講習会においても、9月、10月は大印展実務作業が忙しく開催できませんが11月、12月は開催いたします。
来年に入れば、トライアルも致します。
どうか、みなさん応援してください。

少し頭に来ているので、もう一つ述べさせていただきます。
先人よりお預かりして、私としては亡き二葉先生より託された大印技術講習会を冒涜する人は、何人たりとも許しません。
どんなにお偉い方でも許しません。
最後の訴えは、ほんの一部の人に向けてのことです。
この場をお借りしたことをお許しくださ

posted: 2019年 9月 10日