弛み無き努力・・・ハンコ職人として生き抜くとは

中印連大会から始まった3連休は予定がぎっしりで、とても疲れました。
来週も連休は、予定がびっしり・・・
予定が何もないとか、中途半端な状態より、多くの人と出会い、たくさんのお話ができて、疲れはしたものの、充実した3日間でした。
印章業界は小さな世界です。
扱っている商材も小さなハンコです。
大事な事は連綿と続くという状態をつくり、その中にいるという事を意識することだと思います。

大印展の作品開封が済みました。
理事、技術委員、大印展委員のみなさま、ご苦労様でした。
昨年並みの出品数を頂けたようです。
私の感想としては、木口が少ないように感じました。

中印連大会の記念講演をさせて頂きました。
「商売に技術は活かされるし、技術を習得し、お客様に還元していくと、今度は逆に技術が恩返しをしてくれますよ」という内容のお話をさせて頂きました。
一つ付け加えたいことがあります。
それは、技術に自惚れてはダメで、上手だけではだめだということです。
例えば、大印展には様々な部門があります。
そこに出品していて、自分の位置を知ることは大切なことです。
しかしながら、あくまでそこに出品されている作品の中での位置であり、それに満足してしまうと、ただそれで終わりだということです。
周りも上手くならないと
そして、次の人が出てこないと
次を作らないと
それで終わりだということです。
それで終わりとは、自分は上手いという自己満足(本当に上手いのかどうかは疑問)で終わりで、他者には伝わらないということです。
後継を育て他者に伝える、そういう努力も大切で、自分ができなければ、それをしている人を敬い大切にするということが、自分の技術が活かされる道であるということだと最近強く思います。

posted: 2019年 9月 17日