最後のフライト
八月のしばらく飛んでない箒
【作者】森田智子
箒に跨り飛んでいるのは、魔女ですね。
映画『魔女の宅急便』の中で、主人公のキキが自分に自信を無くして箒で空をとべなくなる場面があります。
自信は継続の中から生まれます。
当たり前のようにずっとしている事、キキにとっては空を飛ぶこと、それが何らかの原因でできなくなると、その再生にはとてもエネルギーがいります。
今、ドンドンと押印体験の場が減っています。(この文をその理由と共に書きましたが、削りたくなり削りました。)
押印体験の減少は、「しばらく飛んでいない箒」と同じです。
9月から技能検定の各会場予定地域での職能による説明会が始まります。
いわゆる実施団体への「意向調査」です。
3年前の木口彫刻作業、昨年実施されたゴム印彫刻作業も大阪会場の段取りをさせて頂きましたが、やはり「しばらく飛んでいない箒」的な状態で、忘れていることが多い状態です。(年の所為でもありますが)
「しばらく飛んでいない箒」に跨り空を飛ぶにはエネルギーが必要です。
明後日から空を飛び少し遅い個人的な夏休みをとり、英気を養い9月からの嵐の空に臨みたいと思います。
そして、これを最後のフライトにしたく考えています。
どうあろうと、どのようになろうと、いつまでも飛び続ける事は周りにも私にも意味を持たないと感じております。
posted: 2021年 8月 17日